【行基菩薩腰掛け岩】

竹駒神社から玉乃湯へ向かう途中、杉並木の途中にある石、見たことありますか?
柵でで囲われている大きな石です。

これは実は、玉山金山発見の「伝説」に関係する岩なのです。

およそ1300年前。
時は平安時代。
日本では金が発見されず、海外から「金」を輸入していた時代。

当時の天皇であった「聖武天皇」が東大寺の大仏を建立するため、人々に国内の金を探すよう命じました。

当時、町ではなかった陸前高田にも
金を探しを命じられた「行基」という僧が訪れました。
山道を歩き疲れた行基が、
休憩がてら岩に腰掛け、食事をとり、一眠りしたときのことです。


夢の中に、二人の幼い子供を引き連れた、とても美しい女性が現れました。
その女性は、自らを「弁財天」と名乗り、行基にこう言いました。
『もう少し進んだ先にある山には、金がたくさん眠っているから探してごらんなさい。』

目覚めた行基は、弁財天様のお言葉を信じ、山へと向かいました。
すると、拳一つほどの大きな金の塊を発見しました。
それが今の「玉山金山」です。

その後、「金山町」として陸前高田が誕生しました。
陸前高田の歴史も、金産業も、これが始まりです。

 

玉山金山は、行基によって発見された産金群の中で最も多くの金を産出した山、と言われています。

写真の岩は、行基が腰掛けお告げをもらったという伝説の岩です。
柵で囲われていますが、岩に座って眠れば、
神からのお告げがあるかもしれませんね・・・?

 

★グーグルマップで見るならこのあたり
https://www.google.co.jp/maps/@39.052652,141.6136498,19z…

※伝説であり、諸説あります